大会長挨拶Greeting

大会長
第61回歯科基礎医学会学術大会
大会長 山本 仁東京歯科大学組織・発生学講座 教授

第61回歯科基礎医学会学術大会は東京歯科大学が担当させていただくこととなりました。東京歯科大学での開催は1960年の第2回大会、1967年の第9回大会、1990年の第32回大会以来となります。前回の第32回大会は現在の千葉校舎で実施されましたので、東京での開催は第9回大会以来、約50年ぶりのこととなり、関係者一同身の引き締まる思いです。

歯科基礎医学会は基礎歯科医学の7つの分野(解剖学、組織・発生学、生理学、微生物学、生化学、薬理学、病理学)の講座に所属する教員、大学院生のみならず、臨床系講座に属しながら基礎研究に携わっている研究者が一堂に会し、研究成果を発表し、討論を行うという、歯科医学以外の分野では類を見ない大変ユニークな学会です。他分野における発表や討論を参考として、研究者自身が研究テーマをより発展させ大きな成果を挙げた例は枚挙にいとまなく、本邦における基礎歯科医学研究の根幹をなす学会であるといっても過言ではありません。

第61回学術大会は2019年10月12日(土)から14日(月)までの3日間、東京歯科大学水道橋校舎を会場として開催されます。メインテーマは「Reborn 歯科基礎医学、さらなる一歩へ」といたしました。歯科基礎医学会学術大会のこれまでの60年の歩みは人で例えると還暦にあたります。61回目を迎える本大会は生まれ変わった一年目と考えることができ、これまでの60年で発展した歯科基礎医学がさらにその先の1歩を歩み出すスタートにしたい、という思いを込めたものです。

本学術大会が活気に溢れ、実りある大会となりますよう、多くの皆様のご参加とご発表を心よりお待ち申し上げます。