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第58回歯科基礎医学会学術大会

大会長挨拶

ご挨拶

大会長

青函トンネルをくぐり抜け、新雪を吹き飛ばしながら疾走する北海道新幹線の青くしなやかな姿が500万北海道民を歓喜させた2016年、第58回歯科基礎医学会・学術大会を、8月24~26日の3日間、札幌コンベンションセンターを会場として開催させて頂きますことを、関係者一同大変光栄に存じております。前回、北海道医療大学の前身、東日本学園大学が、第29回大会をお世話させて頂いた1987年は、ちょうど青函トンネルが完成した年に当たり、まさに29年振りの奇遇と申せましょう。

第58回学術大会のメインテーマは、札幌の空をムササビのように滑空するサマー・ジャンパーのイメージに重ね、「 ~世界に飛躍するオーラルヘルスサイエンスの最前線~ A New Horizon for Oral Health Science」といたしました。歯科基礎医学会が世界に誇る最先端の研究成果が発表され、議論される場となりますよう、準備委員会が一丸となって準備に努めてまいりました。

特別講演(ロッテ基金)には、慶応義塾大学医学部長の岡野栄之教授をお迎えし、「iPS細胞と遺伝子改変霊長類技術を用いた未来の医療開発」と題するご講演を、“市民公開講座”として開催し、市民の皆様とともに難病が克服される未来の医療を実感したいと考えております。多数の市民のご来場を歓迎いたします。

このほか、企画シンポジウムとして、日本学術会議シンポジウム、歯科基礎医学会学術シンポジウムに加え、特別シンポジウム(ロッテ基金)とメインシンポジウム(4テーマ)を企画しました。会員から自由な発想を募るサテライトシンポジウムには、多くの斬新な企画が寄せられました。ご応募頂いた中から、2テーマをメインシンポジウムに、残る全16テーマをサテライトシンポジウムとして採用させて頂きました。会員各位の最新の研究成果を世に問う一般演題には、口演(104)題、ポスター(321)題と、多数のご登録を頂き、主催者としてこれにすぐる喜びはありません。若手研究者のポスター発表から、部門別にモリタ優秀発表賞が選考されます。加えて、過日常任理事会で決定したライオン学術賞と歯科基礎医学会奨励賞の受賞講演と表彰式が行われます。また、今回、部門別談話会が復活いたしました。各部門の貴重な情報交換の場としてご活用頂きたいと存じます。

最後になりましたが、上記スポンサーに加え、ランチョンセミナーや企業展示、広告、ご寄付等、第58回学術大会の開催にご後援・ご協賛を頂いた企業・団体の皆様に、心から篤く御礼申し上げます。

札幌は、お盆を過ぎると早くも初秋の気候となります。平日は学会場での活発な学術交流、週末は夏休み最後の行楽と、涼しい北海道で充実した1週間をお過ごし下さいますようお願い申し上げます。

第58回歯科基礎医学会学術大会
大会長 田隈 泰信
北海道医療大学歯学部口腔生物学系生化学分野 教授

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