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ご挨拶

大会長

公益社団法人日本口腔インプラント学会
第37回関東・甲信越支部学術大会
大会長 大久保 力廣
鶴見大学歯学部附属病院インプラントセンター センター長
有床義歯補綴学講座 教授

この度,(公社)日本口腔インプラント学会第37回 関東・甲信越支部学術大会を平成30年2月11日(日)・12日(月)に鶴見大学記念館(横浜市鶴見区)にて開催することとなりました.

オッセオインテグレーションの概念を基にしたチタン製スクリュー型インプラントが開発されてから,インプラント治療は科学的根拠に裏付けされた優れた欠損補綴方法として広く普及し,私たちの歯科臨床に新しい時代をもたらしました.しかし一方では,各種トラブルも散見され,マスメディアからインプラントのマイナス面を批判されることも少なくありません.加えて,我が国の高齢化率は急速に進展しており,インプラント治療後の継続管理の困難さが不安視されています.こうしたインプラント治療をとりまく様々な環境の変化の中にあって,私たちは絶えず最新の情報を入手し,安心,安全なインプラント治療を提供し続けなければなりません.そこで,今回のメインテーマを「これからのインプラント治療に求められるもの ーすべては患者のためにー」と致しました.患者さんから絶大な信頼を得るために,近代歯科医学発祥の地である横浜で,患者さんのための最善のインプラント治療とは何かを再考したいと思います.

例年どおり,一般口演とポスター発表に加え,特別講演,教育講演と多数のシンポジウムを企画し,インプラント治療の最前線と問題点について語り合いたいと思います.またインプラント治療の意義を広く周知するための市民公開講座やコ・デンタルスタッフのための歯科技工士,歯科衛生士セッションの開催も予定しています.

インプラント治療を通じて国民の健康増進に大きく寄与できる有意義な学会を目指しておりますので,多数の皆様のご参加を心からお願い申し上げます.