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大会長挨拶Greeting

大会長

一般社団法人日本デジタル歯科学会第9回学術大会
岩手医科大学歯学部補綴・インプラント学講座 教授
近藤 尚知

この度,平成30月4月14日(土)~15日(日)の2日間,盛岡市のアイーナ いわて県民情報交流センター(メイン会場:小田島組ホール)において第9回日本デジタル歯科学会学術大会を開催させていただくことになりました.

今回のテーマは「Cutting Edge Digital Dentistry-ヴァーチャルからリアルへ-」としました.インフォメーションテクノロジー(IT)の急速な発展は,歯科臨床のありかたを大きく変革させようとしており,CAD/CAM(Computer Aided Design / Computer Aided Manufacturing)技術の導入により,デジタル・ デンティストリーと称される手法が,各診療ステップで確立されつつあります.インプラント治療の領域では,サージカルガイドだけでなく,埋入窩の形成を行う際,ドリルの先端の位置をリアルタイムでモニターすることが可能なダイナミック・ナビゲー ションシステム,口腔内スキャナーを用いた光学印象 採得法もインプラント治療に適用されつつあります.また,教育では支台歯形成の形態,切削量,アンダーカットの有無などを評価するシステムが現場に導入されつつあり,様々な歯科の分野で新しいシステム,新しい製品が発表されておりす.これに伴うように,デジタル歯科学会の会員数も600名を超え,毎年活発な発表が行われてきました.今回の学術大会のプログラムにおいても,最新の情報交換がなされ,今後のデジタルデンティストリーの方向性を再確認できるものと期待しています.