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大会長挨拶

未来につなぐ歯の保存治療
-「再生医療」と「痛みの制御」-

2013年度日本歯科保存学会春季学術大会(第138回)大会長
福岡歯科大学口腔治療学講座歯科保存学分野
阿南 壽

大会長写真

このたび、私たちの教室で、2013年度日本歯科保存学会春季学術大会(第138回)を開催させて頂くこととなりました。期日は、2013年6月27日(木)、28日(金)の2日間、会場は福岡県福岡市の国際会議場です。現在、教室員一同、先生方をお迎えするため、微力ではございますが精一杯の準備を行っているところです。

21世紀の歯科保健医療において、「再生医療」と「痛み」は2つの大きなキーワードと考えられます。そこで、今回の学術大会のテーマは、「未来につなぐ歯の保存治療―「再生医療」と「痛みの制御」―」とさせて頂きました。船越栄次先生と豊福 明先生による特別講演は、日本歯科保存学会会員の皆様のみならず、地域歯科医療に日々邁進されている先生方にとりましても必ず有用なご講演となるものと確信致しております。また、歯科保存領域のなかでも、とりわけ関心の高い歯髄再生の分野におきまして、さらなる再生研究発展の一翼を担う5人のシンポジストの先生方にご講演頂きます。そして、本学会のテーマであります、「痛みの制御」と「再生医療」を日々の臨床及び研究のなかでどのように捉えていくのかについて、和嶋浩一先生、川島伸之先生、岩田隆紀先生のコラボレーションによるシンポジウムを企画致しております。

福岡市は中国大陸や朝鮮半島に近いという地理的条件の影響を受け、古来より多くの交易が営まれるとともに、戦略の歴史に富んだ要衝の地であります。また、皆様をお迎えする時期、福岡の町は博多祇園山傘の準備で大変にぎわっております。福岡各地には豊かな自然が育んだ郷土自慢の絶品グルメも数多く存在します。本学会が、福岡の海の幸、山の幸も肴にして、熱いディスカッションとフランクな親交の場となりますよう祈念致しております。多くの先生方のご支援とご参加を衷心よりお願い申し上げます。

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