大会長挨拶

この度、平成29年4月22日（土）～23日（日）の2日間、鶴見大学におきまして一般社団法人日本デジタル歯科学会第8回学術大会を開催させていただくことになりました。

昨今のデジタル機器の発展は目覚ましく、歯科医療においても急速に技術革新が進んでいます。たとえばインプラント治療におけるガイデッドサージェリーや上部構造フレームワークのCAD/CAM製作では、デジタル技術がすでにルーチンで活用されていることは周知のとおりですし、ハイブリッドレジンCAD/CAM冠の保険収載により日常臨床にもとても身近なものとなりました。今後もさらにデジタル技術革新は著しく進展し、診査・診断、さらには歯学教育に至るまで歯科を取り巻くすべての状況を大きく変化させていくことが予想されます。

そこで、今回のテーマは「デジタルにより何が変わるのか？－次世代歯科医療への提言－」と題し、デジタルデンティストリー時代に向けて最新の研究データを持ち寄って意見交換し、確かな歯科医療の発展を確認する予定です。

開催地となります横浜は我が国の近代歯科医学発祥の地でもあり、その横浜でデジタルテクノロジーを議論し、次世代歯科医療を展望することには大きな意義があるものと考えます。

本学会が皆様にとって実り多いものとなりますよう、多数のご演題、ご参加のご協力をお願い申し上げます。

一般社団法人日本デジタル歯科学会第8回学術大会
大会長　大久保力廣
鶴見大学歯学部　有床義歯補綴学講座　教授