大会長挨拶Message from the Congress Chairperson

第60回 日本歯科医療管理学会総会・学術大会を開催するにあたり
大会長
大会長  哲則 日本大学歯学部医療人間科学分野 教授

来る本年7月13日から15日まで、日本大学歯学部本館創設100周年記念講堂を中心に、第60回 日本歯科医療管理学会総会・学術大会を、メインテーマ:新しい時代の歯科医療管理-「いま改めて」安全安心信頼の地域と繋がる歯科医療- で開催することとなりました。

従来からの歯科医療が、日本全体の人口や疾病構造の変化に伴い、大きく変わることが予測される中で、今後、歯科医療管理学としての大きな課題は、安全安心信頼の医療と地域との連携であると考え、これをメインテーマとしました。昨年の診療報酬改定では、初診と再診の報酬を「感染対策の届出」の有無で区分けすることが始まりました。このように、感染対策は安全安心の大きなひとつとして国・国民は捉えていると考えられます。また、地域での歯科医療のあり方も、地域包括ケアに代表されるように歯科医院完結型から地域完結型へ変容し、地域での連携も大きな課題です。これらを踏まえ、今大会を企画しました。

さらに、本大会は、歯科医療管理学会の60回目の節目となる大会です。そのため、周年行事も企画しております。また、一般社団法人日本歯科医療管理学会が法人化してから 全ての事項が行われる最初の大会であります。そのため、従前とは異なる点がいくつかあります。さらに、会場は都心にある大学施設のみですので、勝手が違う部分を多いかと思いますが、よろしく ご協力お願いいたします。

最後になりますが、大会会場へのアクセスは、きわめて良好です。また近隣には名店老舗を含む飲食店も多くありますし、古本屋はもとより、スポーツ品店、楽器屋が多く軒を並べています。歴史的名所旧跡も多い神田・御茶ノ水の雰囲気を味わっていただければと思っております。より多くの方の学会参加を心からお待ちしております。