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大会長挨拶

第37回日本バイオマテリアル学会大会の開催にあたって
ますます広がるバイオマテリアル世界

第37回日本バイオマテリアル学会大会
大会長 田畑 泰彦
(京都大学再生医科学研究所 教授)

大会長

この度、第37回日本バイオマテリアル学会大会を担当させていただくことになりました。

2015年(平成27年)11月9日(月)と10日(火)の2日間の予定で、京都テルサ(京都市南区)において本学会を開催させていただきます。

バイオマテリアル(生体材料)とは、体内で使用する、あるいは細胞や体内成分(タンパク質や核酸など)、細菌、ウイルスと触れて使用する材料であり、バイオマテリアルがカバーするべき守備範囲はきわめて大きいと考えられます。これまでの人工臓器(医療デバイス)やドラッグデリバリーシステム(DDS)に代表される領域だけに限らず、再生医療などの革新的な医療あるいは細胞培養や創薬などを支える重要な技術と方法論を与える研究領域として捉えられるようになってきています。それにともない、現在、周辺関連領域とバイオマテリアルとの関わりも変わってきています。

近年、医療分野が我が国の将来発展が最有力な産業領域と位置づけられ、ライフサイエンスの1つとして期待されています。その中で、バイオマテリアルの果たす役割はますます大きくなってきています。そこで、現時点で、バイオマテリアルが応用できる研究領域を鳥瞰するのもよいのではと考え、本学会のテーマを「ますます広がるバイオマテリアル世界」といたしました。本大会では、基礎研究から応用研究に至るまで、様々なバイオマテリアルの展開を楽しんでいただければと思います。バイオマテリアルを広い概念でとらえ、バイオマテリアル分野に興味をもつ研究者、学生、企業人、臨床家などの交流の場としてご利用いただければと考えております。

会員の皆様はもちろん、バイオマテリアルに興味をもち、この分野の発展と推進を志す方々にも多数ご参加いただけますように、鋭意準備を進めてまいります。ご支援、ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。皆様の学会参加を事務局一同、心よりお待ちしております。

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