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大会長挨拶Greeting

現在そしてこれからの歯内療法の潮流
-「マイクロエンド」と「再生医療」-

大会長

第39回日本歯内療法学会学術大会
大会長 阿南 壽
福岡歯科大学口腔治療学講座歯科保存学分野

このたび、第39回日本歯内療法会学術大会を2018年7月7日(土)、8日(日)の2日間、福岡市で開催させて頂くこととなり、身に余る光栄と衷心より感謝申し上げます。会場は福岡国際会議場となっております。現在、教室員一同、先生方をお迎えするため、微力ではございますが精一杯の準備を行っているところです。

超高齢社会を迎えた現在、歯科医療の充実・発展による口腔機能の維持・回復がますます重要視されています。また、かけがえのない天然歯を保存し機能させる努力が求められています。そのため、歯髄疾患および根尖性歯周疾患を治療対象とする歯内療法の知識と技術を駆使して歯の保存に努めるEndodontistへの評価はますます高まるといっても過言ではありません。

一方、歯内療法を行う上で、コンプライアンスの意識を持ち、倫理指針を遵守することの大切さもクローズアップされてきました。高度な技能と知識そして高い倫理観を持って取り組む「精密な根管治療」と「再生医療」は、現在そしてこれからの歯内療法を行う上での2つの大きなキーワードと考えられます。そこで、今回の学術大会のテーマは、「現在そしてこれからの歯内療法の潮流-「マイクロエンド」と「再生医療」-」とさせて頂きました。

福岡市は中国大陸や朝鮮半島に近いという地理的条件の影響を受け、古来より多くの交易が営まれるとともに、戦略の歴史に富んだ要衝の地であります。また、皆様をお迎えする時期、福岡の町は博多祇園山笠で大変にぎわっております。福岡各地には豊かな自然が育んだ郷土自慢の絶品グルメも数多く存在します。本学術大会が、福岡の海の幸、山の幸も肴にして、熱いディスカッションとフランクな親交の場となりますよう祈念致しております。多くの先生方のご参加とご発表を心よりお待ち申し上げております。