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大会長挨拶

日本一般臨床医矯正研究会(JOSG)は本年の創設30周年について、二・三年前より『記念大会』の準備を進めていましたが、その後 日本全身咬合学会から第21回の学術大会の大会長として小生がご指名を受けました。

JOSGでは、近年、歯列の成長発育からの不正咬合の予防や、全身的不定愁訴のない歯列・咬合などについて歯科矯正に立脚して研究していますので、咬み合わせと全身的不定愁訴や疾患の関係について研究している日本全身咬合学会との併催を決めました。

最近は、咬み合わせが筋肉や身体のバランスに影響したり、「いわゆる不定愁訴」に関係があるなどのことは、かなり知れるところとなりました。

我々、両会の会員は『不定愁訴とたたかっている』のです。それは臨床において、そして研究で・・・、しかし咬み合わせ以外からくる不定愁訴を忘れていると、どんなに良い咬合を作っても治らない不定愁訴があり、疑問ばかり出てきて壁にぶつかる症例もあります。そこで今回の大会では、舌と酸素の周辺や咬み合わせ以外のことで、皆様の日常の臨床や研究のご参考になればと考えて講師の先生方にお願いした次第です。

日本一般臨床医矯正研究会(JOSG)の皆様には、創設30周年おめでとうございます。顧みれば、昭和56年2月に発会式を行いましたが、このとき、会長に故斉藤政吉先生、名誉会長は故新国俊彦先生(当時=日本大学歯学部長)が、そして福原達郎先生(当時=昭和大学歯学部歯科矯正学主任教授)と小生が顧問として、会員数76名でスタートしました。それから30年、現会長の小佐々晴夫先生は五代目となり、名誉会長は新国先生亡きあと故山本義茂先生(当時=東京歯科大学名誉教授)が引き継がれ、現在名誉会長は三代目として顧問の福原先生が兼務のかたちになっています。また山口敏雄先生には、奥羽大学歯学部歯科矯正学主任教授をご退任された後から、顧問としてご指導頂いています。

今後も、日本全身咬合学会と日本一般臨床医矯正研究会の両会の会員は、不定愁訴と戦っていくのです。人々の健康を助けるために・・・(ガンバロー・コール!?)。

第21回日本全身咬合学会学術大会
日本一般臨床医矯正研究会創設30周年記念学術大会
大会長 各務 肇

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